私が投資をしている7つ目のETFはBND Vanguard Total Bond Market ETF、世界3大運用会社のバンガード社が販売しているETFとなります。商品詳細は次のページに記載されています(https://investor.vanguard.com/etf/profile/BND)。
設定日:2007年4月10日
資産総額:734億ドル(2021/04/23)
信託手数料:0.035%
分配金の決済日:毎月
Total Bond Marketという事で債券に投資していることが分かります。ではどのような債券を組み合わせた商品なのでしょうか。
バンガード社の商品内容のページを見ますと、半分以上が米国政府発行の債券、それ以外もBBB以上の信用のある債券であることが分かります。
バンガード社のHPより引用
BNDの主な特徴としては次の2点があげられます。
特徴①:株式とのリスクヘッジになる
BloombergのサイトでS&P500と連動するETFのSPY(上段青色の線)と比較すると、BNDの方(下段オレンジ色の線)が変動幅が少ないことがわかります。
この特徴な以前紹介した米国債のETF、TLTとも似ている特徴と言えます。
特徴②:同じ米国債ETFとの比較で値動きが小さい
同じくBloombergのサイトで長期の米国債と連動するETFのTLT(青色の線)、短期の米国債と連動するTIPの方(赤色の線)と比較すると、TIPと近い値動きをしていると言え、またTLTと比較すると値動きが小さいと言えます。
米国債と連動している3つのETF(TLT、TIP、BND)を比較しますと、2021年4月29日の段階ではTIPのパフォーマンスが一番いい状態です。
TIPとBNDのパフォーマンスは近いように思っていましたが、2020年7月以降のパフォーマンスの差が、現在の差に影響しているといえます(青色の線がTIP、オレンジ色の線がBND)。
株式とのリスクヘッジという意味ではどちらか一方にするという選択肢もありそうです。
今後数か月の動向を見ながら判断したいと思います。